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美容師として、目の前のお一人おひとりに丁寧に向き合える時間の尊さ

最近ふと、思うことがあります。
今のサロンワークの中で感じているこの充実感は、いったい何なんだろう・・・と。

プライベートヘアサロンという形にしてから、私はお客さまお一人おひとりと、一対一で丁寧に向き合う時間を過ごしています。
その中で、あらためてしみじみ感じているのが、目の前のお客さまお一人おひとりに丁寧に向き合える時間の尊さです。

以前は、大型店や中規模の美容室で長らく働いていました。
複数のお客さまを掛け持ちしながら、次の工程を考え、周りの状況にも気を配る。
それはそれで学びの多い日々でしたし、美容師として鍛えられた時間でもありました。

でも、今は違います。

目の前にいるそのお客さまだけに、意識をまっすぐ向けられる。
髪の状態はもちろん、表情や空気感、その日の気分まで感じながら、丁寧に時間を重ねていける。
ほかのことに気を取られず、そのひとときにちゃんと居られる。

それは美容師として、とても深いやりがいや充実感を感じる時間です。

最近、この感覚はもしかしたら、マインドフルネスに近いのかもしれない、とふと思いました。

マインドフルネスというと、特別に何かを実践することのように聞こえるかもしれません。
でも私にとってそれは、大好きな仕事の中で、今、ここにちゃんといられること
それがいちばん近い感覚のように思います。

目の前のお客さまお一人おひとりと丁寧に向き合う時間は、情報や雑音で散らかりやすい心を、自然にひとつに戻してくれます。
だからこそ今のサロンワークのスタイルは、仕事ということ以上に、自分が自分に戻れる時間でもあるのだと思っています。

お客さまを整えているようで、
実は私自身が整えられている(笑)
そんな感覚が、今のサロンワークにはあります。

大型店や掛け持ちの時代には得られなかった、美容師としてのやりがい、充実感、そして深さ。
それは技術だけの話ではなく、意識の在り方そのものが違うからなのかもしれません。

情報があふれて、気持ちも意識も散らかりやすい今の時代。
誰かとじっくり時間を重ねること、ひとつのことに深く向き合うことは、以前よりずっと貴重になっている気がします。

だからこそ、プライベートヘアサロンで過ごす時間は、ただ髪を整えるためだけのものではないと思っています。
お客さまにとっても、私にとっても、気持ちが静かに整っていく時間。

忙しい毎日の中で、
髪が整うことと一緒に、気持ちまで少し軽くなるような。
そんな時間になっていただけたらうれしいです。

日々をもう少しやさしく過ごしていくための、
小さくても確かな余白になれたらいいなと思っています(^^)